唐受けくんを使って楽な予約受付とテイクアウト管理ができるようになりましたが、お店全体の売上を上げるには販促機能が欠かせません。LINE公式アプリの中でも、特に充実している「ポイントカード」と「クーポン」の使い方について詳しく解説していきます。

オンライン販促機能を使いこなそう

LINE公式アカウントでは強力な販促ツールが揃っています。この販促ツールは「オンライン」でできるのが特徴で、お客様にとっても使いやすいだけでなく、お店側もコストをかけず楽な管理ができるようになっています。

紙はコストがかかって効果検証が難しい

販促といえば、チラシを配ったり、クーポンを配布したり、ポイントカードを渡したりと主に「紙」を使っての施策が多いと思います。もちろん紙を使っての販促も有効なのですが、何よりかかる費用が重くのしかかりますよね。

また、コストをかけてもなかなか効果が見えづらく、後から効果検証することも難しいと思います。チラシがどのくらい見られたのか、見て来てくれた人が何人いるのか、クーポンを使った人が何人いるのか、今何人がポイントカードを持っているか。本来はこういった分析ができれば、かけたコストからの費用対効果も見えて、次に繋げられますよね。

オンライン化するとコストをかけずに見える化できる

紙に対してオンラインの販促は、使うツールによっては販促費をあまりかけずに、キャンペーンやクーポンなど様々な販促をすることができます。唐受けくんで提供しているLINE公式アカウントもその1つです。

LINE公式アカウントでは「無料」で充実した各販促機能を使うことができます。また、各種販促機能を使った状況を分析することができるので、「効果検証も簡単」にすることができます。

オンライン販促ツールのメリット

オンライン販促ツールを使うと、コストをかけず効果検証できるだけではなく、お客様もお店側もメリットがあるのです。以下で詳細を紹介していきます。

デジタル化してお客様も使いやすくなる

販促ツールで使える各機能ですが、紙からデジタル化されることでお客様もより利用がしやすくなります。

ポイントカードの場合
・スマホで表示して利用 : 紙のカードを持ち歩く必要がなく、いつでも利用できる
・ポイントの特典が詳細に見える:ポイントカード内でポイントを貯めて得られる特典の内容や種類、詳細が簡単に確認できる
・特典チケットが簡単に使える:お店で特典チケットを表示して、使ったら使用済みにしてもらうだけ。手間なく使える。

クーポンの場合
・スマホで表示して利用:紙のクーポンを持ち歩く必要がない
・クーポンの内容が楽に確認可能 :割引やプレゼントなどどういった特典があるかすぐに見れる
・有効期限内のクーポンしか表示されない:今使えるクーポンの一覧がすぐに分かる

お店側もより楽な管理ができる

お客様もそうですが、当然お店側もより楽な管理ができるようになっています。

ポイントカードの場合
・どのくらいのカードを発行しているか見える
・何枚の有効なカードがあるか分かる
・間違いなくポイントが付与できる

クーポンの場合
・必要な時にすぐにクーポンが発行できる
・どのくらいクーポンが使われたかすぐに分かる
・クーポンの適用に間違いがなくなる

ポイントカードの使い方

LINE公式アカウントでも目玉の1つなっている「ポイントカード」機能、その特徴と使い方を解説していきます。

細かい仕様は利用方法は下記をご確認ください。

LINEショップカードの活用方法

お店のオリジナルポイントカードを作ろう

LINE公式アカウントを持つと、店舗専用のオリジナルポイントカードが作れるようになります。以下は唐受けくんのデモ用に作成した例で、わずか1分ほどで簡単に作れてしまいました。

このオリジナルポイントカードですが、以下なような機能も使えるのでとっても便利に使えるのがうれしいですね。

LINEのデザインが使える

ポイントカードを作るにあたっては、LINEキャラクターが入ったショップカードが簡単に作れます。人気キャラが無料で使えるので、お客様も馴染みやすいポイントカードになります。

ゴールまでのポイント数が設定できる

ポイントカードを作るにあたっては、ゴールまでのポイントを自分で自由に決められます。1~50までのポイントが選択できるので、通常向け、リピーター向けなどポイントカードを分けて使うこともできます。

ゴール特典が自由に設定できる

ゴールのポイントを達成した時に、付与できる特典を選べます。通常のポイントカードはこの特典、リピーター向けはこっちの特典など自由に設定できるのが使い勝手が良いですね。

簡単に配布ができる

作ったポイントカードはどのように配布できるのでしょうか。

店頭でQRコードを読取り
QRコードを印刷して置いていけば、お客様が読み取ってすぐにポイントカードを取得することができるのです。このQRコードはポイント付与も兼ねているので、登録用や付与用を分ける必要はありません。

URLを共有して追加
お店に来店をしなくても、URLを共有するだけでポイントカードを作ることができます。例えばSNSでシェアしたり、LINEのメッセージ機能を使って配信すれば、より多くのお客様へアピールしながら販促ができますね。

有効期限が設定できる

より多くのお客様にポイントカードが配布出来る分、有効期限をしっかり管理できるようになってします。取得日から何年何ヶ月なのか、最終利用から何年何ヶ月なのか、もしくは有効期限なしにするのか簡単に設定できます。

また、有効期限が近づいた時に通知も出せるでの、お客様の注意を引くこともできるのです。

来店ポイントや購入ポイントを付与

ポイントカードを付与したら、次は実際にポイントの付与を行います。こちらも簡単にできて、しっかり管理できる機能が盛りだくさんです。

QRコード読み取るだけでOK

お店の店頭にQRコードを設定しておけば、読み取るだけで簡単にポイントを付与することができます。お客様が読み取るだけなので、レジ横に置いておけば、お店側は手間なくポイント付与が行えます。

1日1回などの制限も対応

QRコードを置いておくと、何回も読み取られたら、複数ポイントを上げないといけないと心配される方もいると思います。そんな時は、ポイントの取得制限をかけておけば、複数ポイントの獲得を防止ができるのです。

位置情報を使って不正もブロック

では、QRコードを写真を取ってしまえば、後から家から読み取って毎日ポイントがもらえると心配される方が出てきますが、大丈夫です。お店の位置情報から300m以上離れたところでは読取りができないように制限ができます。

1回あたりのポイント獲得数も自由に設定

来店ではなく、お買い上げ金額によってポイントを付与する時もありますよね。こういう時も、1回あたりのポイント獲得数も自由に設定ができます。1,000円以上なら2ポイントなど事前に用意しておけば、金額に応じて別のQRコードを読み取ることでポイント付与が行えます。また、期間限定のポイントアップキャンペーンもできますね。

付与履歴が後から分かる

色々とポイントを付与していると、誰にどれだけポイントを付与したか分からなくなりますが、なんと後からすべてのポイント付与の履歴が分かるようになっています。

日付でも絞り込め、お客様ごとのポイント履歴も分かるので、不正対策も行えます。

ポイントが溜まったら交換

ポイントを付与して、ゴールに達したらいよいよ交換作業です。ここでも特典の付与や管理が手間なくできるようになっています。

ゴールに達したら特典チケットを付与できる

ゴールに達したら、事前に設定した「特典チケット」を自動で付与してくれます。また、次のポイントカードも自動的に発行してくれる便利な機能も付いています。

チケットを獲得してからの有効期限も設定可能

実際に獲得した特典チケットを使ってもらうためには、事前に有効期限の設定をすることができます。取得から何年何ヶ月や、期限なしも選べますよ。

利用済みも簡単に処理できる

獲得したチケットを使う時も、簡単に管理が行えます。お客様が提示した特典チケットを画面上で「使用済み」にするだけです。お客様が提示したチケットをその場で処理出来るので楽ですね。

チケットを使用済みにすると、このように使用済みとなって使えなくなります

ランクアップカードに自動更新も可能

一度ポイントが溜まってゴールを達成したら、自動的にランクアップカードに進むかも設定ができます。各ステップアップを用意しておけば、ポイントを溜めれば溜めるほど、お得な特典も付与できますよ。

お客様の分析が可能

ポイントカードの発行、ポイントの付与、特典チケットの管理を見てきました。これだけでも簡単にショップカードが使えることが分かりましたね。そこに加えて、ポイントカードの状況がどうなっているか、専用の画面から分析することができるのです。

しかも、日付を指定すればその時点のデータが表示されるので、後から時系列的な分析もできるようになっています。

発行済のカード枚数

ポイントカードを発行した後、どのくらいのカード数があるかがひと目で確認ができます。ここでは、累計で発行したカード数合計に加えて、有効期限が切れていない「有効カード」の数も確認できます。

設定した有効期限が長すぎるのか、短すぎるのかなど分析に使えますね。

付与ポイントの合計数と内訳

カードの枚数に加えて、どのくらいポイントを付与しているかもすぐに確認ができます。このポイント合計の内訳も見えるので、来店でどのくらいポイントが出ているのか、カード取得ボーナスがどのくらいの比率か、有効期限が切れてしまったポイントがどのくらいあるかすぐに分かります。

来店ポイントが売上に繋がるため、伸びなければ何かしたら対策を行いましょう。

特典チケットの利用率

ポイントの分析だけではなく、特典チケットの分析も行えます。発行済みのチケット枚数と、実際に使われた枚数が見れ、特典チケットの使用率が分かります。

もし使用率が低かったら、特典の内容を見直したりなどの分析に使いましょう。

獲得しているポイントの分布

ポイントカードを持っているお客様のうち、各お客様がどのくらいのポイントを持っているか一覧で表示してくれます。

もし全体的なポイント保持の分布が低かったら、あまりポイントカードを利用してもらえていません。期間限定のポイント獲得キャンペーンなどを行って、来店を促すこともできます。

クーポンの使い方

ポイントカードは継続的な来店や購買に繋がる販促ですが、クーポンはより瞬間的な販促で集客や売上につなげることができます。LINE公式アカウントは、充実のクーポン機能が揃ってるので、是非使いこなして売上UPに繋げましょう。

クーポンの種類

クーポンを使うには、その種類を上手く活用したいところです。この種類がお客様への直接的なアピールポイントになるので、しっかり理解して使いこなしましょう。

割引

まずは一定の価格が下げる「割引」です。〇〇%のような割合で割引くタイプや、〇〇円引きなどで固定額で割引タイプの両方が使えます。

通常メニューを期間限定で値下げするときなどに使えますね。

無料

続いて、本来販売しているものを代金をもらわずに提供するのが「無料」です。次のプレゼントは、特典として何かするともらえるのに対して、無料はこれだけで成立します。

主に何かをしてもらった時のボーナスとして利用できますね。例えばLINEで友だちに追加してもらった時などに使えます。

プレゼント

何かを買ってもらったおまけとして、使えるのが「プレゼント」です。購入の特典として何かもらえる権利だと考えてください。

主に〇〇パック購入で〇〇をプレゼントや、〇〇を買うと◯◯がおまけのようなかたちで使えます。

キャッシュバック

何か条件を満たした時に、割引や返金をするのが「キャッシュバック」です。割引や無料はそれだけで使えますが、キャッシュバックは一定の条件を満たすことが特徴です。

例えば〇〇〇〇円以上お買い上げで、〇〇円キャッシュバックのように使えます。

その他

上記のどれにも当てはまらないものが「その他」です。無料では出来ないような割引券や、独自の特典などで使うことができます。

クーポンの設定

クーポンの種類で分かったところで、実際に使うためにどういった項目が設定できるのでしょうか。クーポンを有効な販促手段にするには、この設定が肝になります。様々な項目があるので、順番に見ていきたいと思います。

クーポン名

クーポン名は、クーポンを見るときや、クーポンを使う時に使われるものです。なるべく分かりやすい名前を付けましょう。

このようにクーポン名だけで、内容と期間が分かるとより使いやすいですね。

有効期限

クーポンが使える有効期間です。この有効期限を過ぎるとクーポンが表示できなくなるので、設定することでクーポン管理にも使えます。

開始時間と終了時間を設定するだけなので簡単ですね。

写真

クーポンに表示される写真を選択できます。対象となる特定メニューや、特典内容のイメージができるものを使うと良いですね。

写真自体は任意なので、なくても問題ありません

利用ガイド

クーポンを補足するのが「利用ガイド」です。条件の細かい説明や、利用方法、利用にあたっての注意を記載しましょう。

抽選の有無

クーポンは、配ったすべての人達が使うことができます。ただ、大きな割引や特典をつける場合は抽選機能を使って、利用を限定することもできます。

例えば、「限定100名様!2人に1人は必ず当たる20%割引クーポン」を作るとこうなります。

このように当選確率や、当選者数の人数の上限が設定できるので、上手く限定クーポンを作って販促できますね。

公開範囲(全体 or 友だちのみ)

クーポンが使える範囲を設定するのが「公開範囲」です。全体公開を使えば、まだLINEで友だちになっていない新しいお客様も対象にできます。逆に友だち限定にすると、必ずLINEの友だちになっていないと使えないため、既存のお客様向けになります。

もしLINEの友だち追加クーポンを作るなら、この友だち限定を使いましょう。

使用可能回数

クーポンの使用回数を管理するのが、「使用可能回数」です。1回のみと上限なしに分けて設定ができます。

上限なしの場合でも、先程の利用ガイドを上手く使うことで1日1回までなどと注意書きを足すこともできます。

クーポンコード

最後にクーポンコードです。このコードを表示するかどう選べ、好きな文字を16文字まで登録できます。

実際にクーポンを使う時にこのように表示されるので、主に店舗側の管理として使ってください。

クーポンの配信

クーポンが作れたら、次はいよいよクーポンの配信です。作った後も簡単に配布できるようになっているので、各方法を確認しましょう。

メッセージ配信

作ったクーポンを、既に追加されている友だちへメッセージ配信することができます。配信先や配信日時も設定できるので、ターゲットめがけて好きな時に利用できますね。

LINEの友だちに追加してもらった後は、このメッセージ配信のクーポン配布が継続的に利用できるので、定期的な販促に使いやすいのが特徴です。

友だち追加時のあいさつメッセージ

最初にLINEで友だちに追加したときに、初回特典としてクーポンを設定できます。作ったクーポンの中から選ぶだけなので、簡単に設定できます。

この設定があると、お客様がLINEで追加した時に自動的にクーポンも獲得できます。最初にLINE友だち追加キャンペーンをやる時に使いやすいですね。

タイムライン

メッセージを追加するとともに設定できるのが、タイムラインへの投稿です。タイムラインへ投稿することで、まだ友だちになっていないお客様にも拡散が期待できます。

また、メッセージ配信はせずに、タイムラインへの投稿を単体ですることもできます。ボタン1つで投稿画面へ行けるので簡単ですね。

SNSでシェア

作ったクーポンを幅広いお客様へ拡散するならSNSがおすすめです。TwitterやFacebook、インスタなど持っているアカウントでシェアしましょう。※公開範囲が友だちのみになっている場合はシェアできないので注意が必要です。

クーポンごとに共有URLがコピーできるので、後はこれを使ってSNSで投稿するだけです。

クーポンの分析

作ったクーポンを配信したら、後はどのくらい効果があったのかを分析することができます。

クーポンごとに分析できる

様々なクーポンを発行したら、各クーポンごとにその効果を分析したいですよね。分析に画面に行くと、各クーポンごとにその効果を見ることができます。一覧から、見たいクーポンを選択しましょう。

どのくらい見てもらったか

LINE内で配信したクーポン(メッセージ、友だち追加、タイムライン)は、クーポンの期間内にどのくらいの人が開封して(開封ユーザー)、実際に何人が内容を見たか(ページビュー)確認することができます。

例えば100人の友だちに配信して、30人が開封してくれたら開封率が30%になります。また、開封した30人のうち20人が見てくれたら、配信からの閲覧率が20%(20/100)、開封からの閲覧率が75%(20/30)です。

何人がクーポンを獲得して、何人が使ったのか

クーポンの詳細を見たお客様が、そのうち何人が実際にクーポンを獲得したか(獲得ユーザー)確認ができます。また、クーポンを獲得した人のうち、実際にクーポンを使った人が何人いるか(使用ユーザー)も確認できます。

先程の例でいうと、20人が内容を見て、10人がクーポンを獲得したら、クーポン獲得率が50%(10/20)になります。また、10人のうち5人がクーポンを使ったら、クーポン利用率が50%(5/10)です。

注意したいのは、SNSで幅広く拡散している時は、前に紹介した配信数や開封ユーザーはあまり関係ありません。実際にはベージビューから、何人が獲得して、何人が使ったか分析することをおすすめします。

まとめ

LINE公式アカウントで提供している、オンライン販促の強力なツールである「ポイントカード」と「クーポン」は分かりましたでしょうか?こんな充実した機能が使えるのであれば、従来の販促よりも効果が出ること間違いありません。

是非この2つの機能を使いこなして、売上UPにつなげてください。

唐受けくんでは、別途有料サービスで販促などのアドバイスや分析サポートも行っています。気になる方はお問い合わせください。